昨年夏に信用金庫の住宅ローンの借り換え審査に落とされてから8カ月が過ぎた2015年4月8日、アリ地獄不動産からとんでもないメールが届いた。
不動産投資用マンションの5部屋目の審査で、融資を依頼している銀行から「住宅ローン返済の延滞」の問い合わせがあったいうのだ。
⇒ 銀行バトル前夜 目次へ
メールを読んでカズトは、昨年夏に信用金庫へ依頼したローンの借り換え審査に落とされた理由がわかった。
いなほ銀行のシステム障害によるローン延滞で、信用機関のブラックリストに載っていたのだ。
カズトは1年前に当時の支店長から送られてきた平成26年4月30日付け「システム障害によるローン延滞の説明の手紙」をアリ地獄不動産へすぐにメールで送った。
これがスガル銀行から要求のあった「銀行から延滞していない証明」となり、実際には延滞が発生してなかったことが理解された。
あのとき支店長から説明の手紙をもらっていて良かったとホッとした。
同時にカズトは、「いなほ銀行」本店に再び苦情の手紙を送った。
以下、アリ地獄不動産からきた問い合わせメールの全文である
==================================
2015/04/08 (水) 14:05
小倉 様
お世話になっております。
スガル銀行 ローンセンターより、2014年の3月頃に住宅ローンの引き落としの延滞が確認されたとの連絡がありました。
お預かりしています小倉様の1年分の通帳のコピーをスガル銀行にお持ちして、延滞がありえないことを説明しました。
しかし、融資をすすめる場合にはどうしても延滞をしていない証明が必要となりました。
最近は審査が厳しく、正式な証明が必要となります。
銀行から延滞していない証明を発行して頂きたいのですが、ご用意頂けますでしょうか?
お手数ですが、宜しくお願い致します。
*****************************
株式会社 アリ地獄不動産
石川かな
==================================
(その6へ続く)
⇒ 銀行バトル前夜 目次へ
※リアリティを出すために、実在するものを加工して掲載している場合もあります。
しかし、このサイトに掲載しているお話はすべてフィクションです。実在の人物・団体とは一切関係ありません。