一週間して七條信金の課長から連絡があったので、仕事の帰りに七條信金に立ち寄った。
いなほ銀行とは5物件のうち、1、2物件の借り換えを想定していた。
ところが、七條信金は5物件全部を借り換える提案をしてきた。
これにはカズトが「え”~~!!」と絶叫した!!
銀行の「鶏口牛後」というなら、七條信金は信金でトップであった。
鶏口牛後:鶏口と為なるも、牛後と為なる無なかれ
七條信金の行員と為なるも、いなほの行員と為なる無なかれ
カズトは女性課長の言葉を思いだし、思い出し笑いした。
→2015年4月20日 防犯カメラの件で平間支店の女性課長に説教された
「当行は”メガバンク”です。吹けば飛ぶような信用金庫と一緒にしないでください。」
ところがその”いなほ”は30%のリストラを発表した。
女性課長その本人がリストラ対象になって吹き飛ばされそうになるとは、なんという皮肉であろうか。
逆に七條信金はトップの信用金庫として業績も絶好調である。
「一緒にしないでください」とは七條信金のセリフである。
七條信金へ5物件を借り換えた場合の試算表は、月収支がプラス8万円弱、年間収支がプラス42万円になっていた!!
利率は6000万円のローンが1.5%、残りの6000万円が1.85%なので、平均すると1.675%である。
現在の2.03%が1.675%になるので、月額返済額が少なくなるのだ。
アリ地獄とのバトル前は60万円の赤字だったが、もし七條信金に借り換えると42万円のプラスになるので、100万円の収支改善ということになる。
しかし、ここで課長が非情な条件を伝えてきた。
妻を保証人にして欲しいと言うのだ。
1億2千万円の保証人。
アリ地獄バトル直後は年間7万円の赤字。それがプラス42万円。
つまりこの借り換えで50万円が改善される。
年間50万円、10年で500万円。
もしこの50万円を繰り上げ返済に充当すれば、10年の効果は700万や、800万円になるかもしれない。
妻のハンコ1つである。
されど1億2千万円の保証人のハンコ。
カズトは一度、家に帰って検討させてくださいと伝えて七條信金を出た。
そして翌日、断腸の思いで断わりの電話をかけた。
もし10分の1の1200万円の保証人でも妻にはプレッシャーだろう。
やはりムリだ。
断わるしかなかった。
→「2016年11月 七條信金の神提案第2段・カズト森長官にひれ伏す」に続く
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