2015年11月12日(木)カズトは「梅が屋敷支店」で山田課長・副支店長と面談した
●面談理由1. 防犯カメラ映像の公開のお願い
2015年10月ごろから、父に軽度の認知症の症状がはじまっていた。
そして11月、通帳の11月7日(土)付けの10万円の引き落としの記録が父の目にはいった。
すると目を吊り上げて鬼のような形相で母やカズト、妻への詰問をはじめた。
「ワシはこんなの引き出してない。誰が盗ったぁ!?」
父のサイフには数千円しかなかった。
しかしキャッシュカードはサイフの中にある。
だから父のキャッシュカードで10万円を引き出した者は父しかありえない。
カズトは警察署に電話して1年前に担当してくれた刑事に相談した。
しかし防犯カメラの開示対応を断られた。
「民事不介入の原則があるので、認知症では警察は動けないのです。」と。
2014年9月8日の横浜の3万円のときは、ATMのお金を盗まれた可能性があった。
だから警察が動いてくれた。
事実、年配の女性がお金を持ち去っていて、あきらかに犯罪であった。
ところが今回は、ほぼ間違いなく認知症の父がお金を引き出している。
事件性が限りなくゼロである。
確かに「民事不介入の原則」はよく耳にする言葉である。
カズトは山田課長・副支店長に、認知症の父が11月7日(土)にATMでお金を引き出している映像の公開を懇願した。
それを父に見せたかったのだ。
しかし、平間支店の女性課長の説明どおり、「いなほ銀行」の『当行の内部規則で、防犯カメラの映像は警察経由でしか公開できない』とのことだった。
カズトは、訴えた。
「認知症の場合、警察が動いてくれない。私も父も「いなほ銀行」の顧客である。」
「「お客様第一」の「いなほ銀行」が、顧客が自分の映像の公開をお願いしているのに公開できないのはヒドすぎる。」
「禁止事項とは、誰かの権利が侵害されるから禁止されているはずだ。
映像の公開をして、誰の権利が侵害される?
何ため、誰のために映像公開を禁止する?」
「この数日間、家族全員がギスギスている。
父に自分が10万円を引き出している動画を見せれば父が安心できる。
私や、母・妻も父の疑いが晴れてみんな幸せに暮らせる。」と。
しかし山田課長はカズトの申し入れを断った。
「梅が屋敷支店でも同じようにカメラ映像の公開の相談があります。
しかし、みなさまにお断りしているのです」と。
【面談理由2.システムの限界】
山田課長から、以下の説明と協力の要望があった。
・いなほのシステムは、定期預金の未記帳が9999件までしか対応していない。
・カズトは1ヶ月満期の定期預金が300口あるので、毎月未記帳データが300件づつ増えている。
・このペースだと2018年5月ごろに未記帳が9999件に到達する。
・問題を回避するためには、未記帳が9999件に到達する前に記帳をお願いしたい。
このとき、カズトの憎悪の対象はまだあの「平間支店」だけに限定されていた。
そこで「平間支店」を懲らしめるため、以下の条件で記帳の協力をすることを約束した。
1.定期預金通帳を預かり証と引き換えに平間支店にあずかる。
2.平間支店は毎月欠かさずに記帳すること。
3.頭取が署名付きの指示書を出して、平間支店に指示すること。
山田課長は、本部に確認すると回答した。
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なお父の10万円の行方が後日判明した。
老人会長がカズトに路上で会ったとき、お礼を言ってきた。
「お父さんが老人会のみんなに、近所のすし屋でおごってくれた。ありがとう。」
やはり、父が自分で10万円を引き出していたのだ。
「2015年11月12日 カメラ2・認知症の父が「家族が10万円盗った」と」への1件のフィードバック