5月30日に梅が屋敷支店の山田課長に会いにいくことになった。
29日13時24分に山田課長からメールが届いた。
そのとき通帳も渡すとのこと。
そこで18時前に電話で本当に記帳できるのか聞いてみた。
すると「記帳できた。9冊」とのこと。
5月30日に分かったことだが、いなほ銀行のシステム部で、未記帳1万件ケタあふれ時のシステムへの対応手順書がギリギリで完成したそうだ。
4桁の記帳ログ番号が9999件のフル桁に到達したから、記帳準備テーブルにデータが書き込めない。
そのときシステム部作ったばかりのマニュアルに従って、9999件の記帳ログを削除してカウンタを1にもどし、最新のデータだけ手動で登録して、すぐに回復したとのこと。
元データが勘定系システム内にあるので、それを帳票系のデータにすぐコピーして回復でき、記帳もできた、とのこと。
3年分の150冊もらっても仕方ないので、たしかに最新分だけてOK。
29日(火)、頭取から署名入りの記帳依頼の手紙が速達で届いた。
もちろん「頭取の印鑑」も押印されていた。
残念ながら、頭取からの手紙を知ったのは29日のことであった。300万円は28日に預け入れが終わっており、入れ違いになった。
どうして山田課長は25日(金)の電話でこのことを教えてくれなかったのだろうか?