サブリース保証家賃を3000円減らすという突然の通知に大ショックを受け、何日も落ち込んでいた。
そしてふと、転職前の会社の先輩の田中さんを思い出した。
田中さんは数年前、ワンルーム・マンションを5部屋所有してると言っていた。
カズトは、田中さんと親しい前の会社の後輩の江島君にアポをとってもらい、上野駅前の居酒屋で会うことになった。
田中さんはあいかわらず、優しい笑顔だ。
後日、「高卒製造業のワタシが31歳で家賃年収1750万円になった方法! 」という本にこんな記述をみつけた。
成功している先輩と付き合う 不動産投資で成功している人で、目が優しい人(笑)がいいと思います。 |
田中さんはサラリーマンだが、なんと法人を作って社長の名刺を持っていた。
そしてアパートを2棟建設中で、太陽光発電やネットワークビジネスにも手を広げていた。
ここで田中さんは、自分が心掛けているという3つの掟をアドバイスしてくれた。
1. 新築は3割から4割の利益をのせているので、絶対だめ 2. 駅近にすること 3. サブリースはダメ(空室リスクのない良い物件を選べ) |
そして青ざめているカズトに向かって、笑いながら「サブリースをやめればいいじゃん」と、とんでもないアドバイスをした。
「でも日経新聞で、サブリース解約されて破滅した人の記事がありました!」カズトは目を丸くして言った。
田中さん:いいかい、カズト君の物件はすべて駅近だよ。しかもどれもいい駅ばかりだ。確かにカズト君の5物件は新築だから、3つの掟のうちの1つはアウトだ。でも残りの2つを満たせば大丈夫だって。
そんなに心配しなくていい。
カズト:今も60万円の赤字だから、このままいけば定年後に老後破綻するしかないと思っているのですが。
田中さん:駅近だから空室リスクが無いって。家賃保証じゃなくて一般管理だったら4000円くらいだって。5物件あわせてもたった2万円。
いまカズト君はサブリース費用に家賃の10%の5万6千円も払っている。もし15%にされたら月に8万4千円とられれることになる。
それが一般管理2万円だったら、年間で60万円も削減できるんだよ。
カズトは、何度も田中さんと江島君にお礼を言った。
そしてアリ地獄の賃貸に「家賃改定に応じないので、サブリース契約を終了してください」と回答することに決めた。
※注意:5物件未満はやはり、サブリースが必要である。
サブリースは空室リスクがほぼゼロという点では素晴らしい制度であり、銀行の融資審査も通りやすい。
→「2016年10月3日 減額通知不承諾によるサブリース終了のチャブ台返しに、カズト激怒!」に続く
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